明日に架ける橋、21世紀に目指す医療

生きていくということは単に命がある、心臓が動いているということではないはずです。
家族、友、恋人、仕事仲間、学友等と、思い出を語らい、また、食事をし、酒を飲みながら世間話や馬鹿話をし、笑い、怒り、
涙を流すことが生きていくということであり、基本的生活だと思います。
そして、この基本的生活は、たとえ癌やエイズをはじめ種々の病気のため終末期を迎えつつある患者さんにも健康な人と同様に、当然の権利として与えられるべきものだと思います。

 しかし、現在の医療は、治癒させることが、第一の目的であるため、終末期を迎えつつある患者さんに適切な治療やケアを施行できる
施設やシステムが確立されておらず、そのため、病院という収容所に隔離されている状況にあります。

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