言葉綴り 36

「喜びがわかるようになるには、悲しみを知らなければいけません」(イエス・キリスト)
「死んで私が体験したこと」べティー・イーディー著、鈴木秀子訳、角川書店刊の中に出てくる言葉です。
非常にシンプルな言葉ですが、とても深い言葉です。


言葉綴り-34のMany Wintersもそうですが、悲しみは生きていく時、一番となりにいるものなのでしょう。自分の影のような存在かも知れません。
ベートーベンは「悲しみを通して喜べ」と書いています。耳が聞こえなくなった後で書いた言葉です。
想像できない絶望感の中で見つけた光から学んだ結果の言葉なのでしょう。
悲しみは誰かに悲しいと伝えることが大切です。
それはオノ・ヨーコが言っているように「一人で泣くことは出来ても、一人で笑うことは出来ない」、悲しみから喜びを知るには、人が必要です。