言葉綴り 26

「遊びを知らないものは物は作れない」

日本を代表する建築家100人余りに何が一番影響を受けたかとの質問に90%以上の人が小さい時の自然との遊び、交流と答えたそうです。

物を作るには、多様性が必要と思います。多様性は、いろいろなものに好奇心を持ち、行動することで育まれます。


師匠寺山修司は「退屈は敵だ」と煽動し、「私は大きな質問になりたい」と、言っていました。

動くことが今、一番求められています。

言葉綴り 25

懐かしさは 新鮮である

いつまでも若々しくいるためには、感受性が強くなければいけません。何事には新鮮な驚きが必要ですが、過去も新鮮なのです。


私たちは未来にばかり、新しいことばかりに目を向けがちですが、昔観た映画を久しぶりに観て、昔と全く違う場面に感動することがよくあります。初めて観た時より、かえって新鮮な気がします。


昔観ていなければ、さほど新鮮でなく、2回目の方が新鮮に思えます。不思議な感覚です。
経験、体験、実際五感で感じた記憶が多い人こそ、いつまでも新鮮な気持ちを保てます。


日本の著名な建築家数十人に「最も影響を受けた物はなんでしたか」
と質問したら、約95%の方が、幼い時の自然環境と答えたそうです。

言葉綴り 24

「私の趣味」



私の趣味は 妻です
そうご主人は 答えました


気落ちしている妻に
テンガロンハットをかぶせ
ウエスタンを歌いました
食欲が落ちた妻に
絶妙の味のパスタを作りました

幾度かの試練を二人で乗り越えた
妻からの最期のプレゼントは
全てを受容してた
安らかな笑顔でした

「妻のような幸せな最期を自分が
迎えられるとはとても思えない」
と、ポツリと話した夫が
家族と一緒に幸せな最期の時間を演出しました


すこし早い別れですが
全ての人がうらやむ旅立ちでした

言葉綴り 23

「苦しみを感謝に変える努力を」

順調に言っている時、どうしてこんな事が、と思うような出来事が起こることがあります。
意味のないことは、人生であまり起こりません。
不都合が起こった時、立ち止まって考えてみましょう。もがいてみましょう。
もがいた分だけ、立ち止まった分だけ、苦しんだ分だけ、振り返ったとき、魂が成長しています。そして、理不尽と思ったことに後で感謝します。

ただし、1人で苦しまないでください。一緒に考えてくれる、確かな友人、先輩、家族、医師等と持つことは人生を豊かにする確かな財産です。
幸せとは、楽しく食事を出来る家族、友人、仕事仲間を持つことが70%を占めるのでは。

私の友人の山下さんが長野の原 友美警察官を援助していました。私もお手伝いをしました。今回復職となり、大変嬉しいでした。
山下さんは長野まで出向き、裁判も傍聴し、サポートしました。
見ず知らずの人に対してです。熱血です。

不正に戦っている人を救おうとする行為には、損得はありません。
しかし、死を目前にした時、豊かな思い出として甦るでしょう。


思い出こそが財産です。苦しみに真正面からぶつかった思い出は安らかな最期を保障します。

言葉綴り 22

「もはや周りはほっておかない」



アフガニスタンで医療活動を17年間展開している中村医師を単なる篤志家として、他人事のように私たちは見てきたような気がします。
しかし、一旦世界中の注目を集める場所になった時、中村医師の存在は無視するわけにいかなくなりました。人がその人の生活を営む作業も同じだと思います。
評論家は未来を語りますが、その未来を実現するために、手を汚そうとしませんし、借金をしてまで自分の言語を実現する努力をしません。

イスラムが何故一夫多妻家というと、そのベースには古い歴史があります。
イスラムでは戦争は年長者、つまり、妻子もちから戦争に行くならわしがあるそうです。妻子もちは無理をしないで命を守ろうとするそうです。
しかし、命を落とし時、仲間の誰かが戦死し妻や家族の面倒をみる風習から、多妻になったそうです。愛人や二号としての一夫多妻ではないそうです。

マザーテレサもたった数ドルではじめましたが、ある時から「もはや周囲がほっておかない」存在になりました。
今のリーダーの多くはほって置きたくなる存在が多いのでは。
21世紀のニューリーダーは、本人が意識しないのに周囲が「もはや周囲がほっておかない」というタイプでしょう。中村 哲氏は、今日本で一番熱い人の1人でしょう。


寺山修司、唐牛健太郎以上に熱い人を若者の中に見つけたいです。
周囲がほっておかない人を。

言葉綴り 21

「実力は期待から作られる」



実力をつけるには、自分に期待することです。
浅田次郎は天才とは自分を信じられる人と書いていました。
次女は今のことをやらなければ、先のことなどわからないと、言っています。


今の自分に期待することです。

言葉綴り 20

「苦しみも、悲しみも未来の一部である」


私たちはバラ色の未来が成功と思いがちである。
そうだろうか。
夢に向かって行動し、実現するために生じる苦しみや悲しみは、必然であり、その中にこそ、意味、真実が含まれているのでは。
苦しみや悲しみを本当に知ったものの言葉が一番心に響くのでは。

言葉綴り 19

「不安なんかあるわけないじゃないですか」(野茂投手の言葉)


95年の日記をめくっていたらこの言葉が出てきました。彼が、アメリカへ渡り、この年の開幕直前のインタビューに答えてです。
その後に、「ここまで来てそんなことでどうするんですか。自分のピッチング、それさえきちんとできればそれでいいんです。
後は日本でもそうだったように、一生懸命練習するだけです」

95年はメディカルハウスの実計画に入っていました。
日本、いや、世界でも誰も取り組んでいない施設だけに不安がなかったわけではありません。野茂選手のこの言葉をメモしていたのは、勇気付けられたからでしょう。
野茂の本も読みました。野球選手の本では、村田兆治選手の本も感動しました。
野茂の一歩がその後の日本の野球を変えました。

堂園メディカルハウスがその後、日本の医療を変えたといえるほどになりたいです。

野茂のような若者が仕事仲間に加わってくれたらと思っていましたら、顔がそっくりの穂原君が翌年就職しました。今、彼は私の両腕のような存在です。
ちなみに妻は私の頭脳です。実は私は今、完全にロボットであり、歩く足は自分の物ですが、お金も指示もすべて私以外が管理しています。

心強く感じていましたが、私の居場所は掲示板以外になくなるのではと、心配です。
もうすぐ、単なる雇われ院長、無用の長物になりそうです。
でも、感情、感性、直感だけは誰にも管理されていません。


犬がおしっこをして存在位置を示すように、感情、感性、直感の
おしっこを病院のあちこちに匂わせています。

言葉綴り 18

「目覚めた時が学ぶ時、腹がへった時が食べる時」



太る人をみると、お腹は余りへっていないのに、時間で食べる人が多いです。美味しく、楽しく食べるのが栄養吸収が良く、消化もいいです。
学びも同じで、ちょっとした閃きでも、その時が学びの時では。



今、私イスラムにコリコリです。
妻に、さて、何日続くことやらと、言われています。
日本に今起こっている幼児殺しの事件など(池田小学校の事件も)イスラム社会では、確実に「仇討ち」でしょう。

私の友人はもし池田小学校のような事件に我が子が巻き込まれたら犯罪を犯しでも犯人と同じ留置場に入り、報復するといっていました。
イスラムでは「敵討ち」が今も法律で認められています。銃口をどう向けているかで、敵討ちの人と分かるそうです。銃を持っていても、一般の人は銃口の向きで安心して街を歩けるそうです。
勿論盗人は未だに手首から先を切り落とすそうです。
残虐と思いますが、自己責任感はつくと思います。



先日の新聞で日本の拘置所は満杯だそうです。
イスラムは恐いと異常な世界と思われていますが、旅行者に最も安全な場所だそうです。旅行者殺しは最も少ない地域だそうです(三田評論9月号)。
そして、最も神に祈る人たちです。1日5回祈るのです。
マザーテレサを最初に認めたのもイスラムの協会です。



不思議な世界イスラムです。

言葉綴り 17

「やる気のない人は やる前からだめになっていく」

新しい提案をすると、やってみる前から批判する人がいます。


私は「まず考えてみよう。まとまらなければ、やらないのではなく、やってみよう」という考えです。

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