思いは時空をこえて 9

リストラ

自動車メーカーがいっせいにリストラを始めているが、 何か腑に落ちない。「赤信号皆で渡れば、恐くない」の様相を呈している。各メーカーの首脳が話し合って決めてい る気がする。日本人の最も醜い点である。一社位、もう尐し、リストラしないで頑張ってみるという会社がないもの か。すると、その会社の車を買おうとするお客も増えるのでは。 何もかも右へ習え。これは軍国主義に似た、経済軍国主義と言ってもいいのでは。派遣社員=二等兵で、結局敵の弾 除け係にすぎず、国家(会社)の犠牲者である。

この国、この会社、この仲間、何を大切にすべきかをみうしなっている。経済だけでは、ベースに「愛」がなければ、 結局は破綻してしまう。会社は英語で company、仲間という意味でもある。 蟹工船ではなくて、自動車工車である。腹いせに欠陥車が出ないことを祈るだけである。

思いは時空を超えて 8

K-1 グランプリ・・・防御の強さ

今夜のk-1グランプリの決勝戦を観て、同じような場面を思い出した。
まず、マイク・タイソンがヘビー級タイトルマッチで、ホリフィールドの耳を噛んだ試合、それから、亀田・内藤の タイトルマッチである。自分の方が強いと思っていても、相手の防御の技術がそれ以上であると、いらだってしまい、 反則行為が無意識に出てしまう。
昨今の偽装事件も似ているかも知れない。 勝つことのみに集中するあまり、お金を儲けを追及するあまり、つい、反則をしてしまう。誰しもが心に持っている 気持であるに違いない。最近の格闘技を見て思うのだが、試合前のインタビューで相手に対して暴言を吐かせ、お互 いをなじりあい、試合を盛り上げようとするシーンがあまりにも多すぎる。 あらゆる勝負事は相手を「リスペクト」することから始まるという精神を、テレビ局はもっと肝に銘じるべきである。 新日本プロレスとノアの違いが、そこにある。
ノアの森嶋選手は、遺恨試合はしたくない、力と力の試合をしたいと、 インタビューに答えていた。

試合前にあんなに相手を罵倒する場面を子供たちも観ていることを、もっとディレクターは自覚するべきである。 格闘技が美しくなるためには、選手が美しい言葉で語りかけるシーンが必要である。

思いは時空を超えて 5

          13年目

堂園メディカルハウスをオープンして、今月の 3 日で満 12 年が過ぎました。学生でいえば、小学校、中学校、高校
を卒業し、いよいよ大学生です。
11 月 3 日を開院日にしたのには、わけがあります。文化の日、医療を文化と考える思想を広めたかったからです。定 礎には、「この地から医療文化を世界へ」と、彫ってあります。
昨日と本日の「李 啓充」先生の講演会の内容は、期待通り、素晴らしいものでした。日本は、「アメリカの悪い面 を真似し、いい面からは目を逸らしている」と、つくづく思いました。このような講演会も大切な堂園メディカルハ ウスの仕事と思っています。日本の医療は今終末期です。安らかな最後から、新生が必要です。
堂園メディカルハウスの事務長の穂原が作成した私たちが知らない医療の暗点のDVDも好評で、さっそく欲しいと いう人がいました。それは、職員や患者さんに見せて、意識改革をしたいからだそうです。
オバマ新大統領は勝利演説の中で、リンカーンの言葉を語っていましたが、今日本は坂本龍馬の「日本は大洗濯せな
ならんきゃに」でしょうか。薩摩はやはり西郷隆盛の「敬天愛人」でしょうか。天に唾を吐く、自称この国のリーダ
ーの何と多いことよ。

思いは時空を超えて 1

一週間、医学生が実習に来ていました。今日が最期で、感想を述べました。
一人の学生が 「身近な人の死を何人か経験し、『死は怖いものと思っていたが、そこにあるものだ』ということを、学びました」 と、感想を述べました。
僅か一週間弱で深い学びをした学生に、皆感動し、逆に学ぶものがありました。
「技術は未熟でも、患者さんへの思いの深さは負けないようにしたい」
「緩和は治療の一部である」 「ホスピスは暗く、辛い場所と思ったが、患者さんもご家族も明るく、これは、スタッフの力が大きい」 等々、豊な感想を聞くことが出来ました。
私は常々、死は多くのことを教えてくれる。死に逝く人からこそ、最大の学びがあると、思っています。だからこ
そ、多くの研修生を受け入れています。
堂園メディカルハウスでの試みは、小さな受け入れですが、一人一人が成長の場であることを、いつも、思ってい
ます。

言葉綴り 44

「結果は困難を伴って出すべきである」 イチロー
週刊文春「野球の言葉学」 鷲田 康著
イチローはスポーツ選手がよく口にする「自分のパフォーマンスをすれば、結果はついてくる」という言葉を、真っ 向から否定するそうです。
イチローは
結果とは自分で求め、困難を乗り越えたときにだけえられるものだ、と言い切るそうです。
羽生名人は週刊現代の記事の中で自らの将棋人生をマラソンに例えており、今どの辺を走っていると思いますかとい う問いに、 「わからないです。でも、走りきった時には凄い解放感があるはずです。それが何歳の時になるのかも、予想できま せんけど」と、答えています。

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言葉綴り 43

「従わせる度量から 従う度量」へ
次女が10月に鹿児島に帰って来ました。 そして今新しいプロジェクトの中心人物として、
働いてくれています。 次女の世代はパソコンが普通にある世代で、世界の広さ感が私の世代とは全く違います。 娘と仕事をしながら、娘に従う度量の大切さを学んでいます。
どの年代でも自分より年下をつい軽視しがちです。 年上や上司は力ずくでも年下や部下を従わせようとします。 度が過ぎると下の者はやる気をなくし、組織は沈滞します。
西郷隆盛や勝海舟は年下の龍馬に素直に従いました。 また、「坂の上の雲」の東郷平八郎は秋山の作戦に従い、ロシアに勝ちました。
従い、その上で決断する、これが、本当の大物の度量では。