言葉綴り 7

「心質を変える」


慢性疲労症候群やパニック障害、不安症等心身症的な疾患で入院される方が多いです。

このような人には森田療法(なすがまま、なるがまま)をベースとした治療をしています。

それは、体質を変えるように「心の質」を変える治療です。

まず、何もさせません。すると、退屈になります。大切なことは、退屈をしっかり認識させ、そして、退屈の中から、遊び、趣味を見つけ出すようにします。

次に、今まで、忙しかったのだな、頑張りすぎたな、心身に疲れがたまっていたな、という感性を育てます。


私は冬眠療法と言っています。

昔の人は農閑期があったり、御伊勢参りがあったり、遊びの時間を持っていました。現代人はこの遊びのDNAが作動しておりませんので、ここを再起動させるのです。


さて、私ですが、5月4日お船でゆらゆら与論島に行きます。

目的は私の患者さんのお墓参りと今度葉祥明さんと一緒に出す絵本の原稿の推敲のためです。

昨年夏与論で原案を作りました。

是非、皆様楽しみにしていてください。